こんにちは、豆太です。
今日はコロナ感染(院内感染)とその対応に関する本を紹介したくて書いているのですが、コロナ感染対策はまだ現在進行形でありご家族や友人、大切な方を失って辛いお気持ちの方や、これら情報に触れるのがしんどい方もおられると思います。
亡くなられた方々にこころからお悔やみを申し上げます。
読むのがしんどい方は無理せずここで閉じてくださいね。
うちの職場には”Lessons & Learned”というカルチャーがあって、プロジェクトやプロジェクト横断的なタスクを終えたタイミングで背景や経過、結果そして学んだことをメンバーたちとシェアする機会があります。
その時たまに「(自分だったら)そんなことはしないよ~、あれもしなかったの?これは?」「今なら〇〇のツールが最強でしょ?使わなかったの?」なんて平気で言ってくる人達がいます。
そんな時、自分のように「ケッ(←下品っ)、後出しジャンケンなら何とでもいえるさ。。。。」と心の中で毒づくタイプの人もいれば、外野からのマウント気味なコメントをもらわないよう、予め、説明内容をやんわりぼかしたり端折ったりする人もいます。
それだけ当事者がその時の記録を正確に残し、後に続く人たちに伝えていくというのは勇気のある作業だと思うのです。
ましてやこのパンデミックの初期、手探りのことだらけであっただろう時期に起きた院内感染とその対応について、このような本を残してくださったことに改めて敬意を表したいと思います。
永寿総合病院看護部が書いた 新型コロナウイルス感染症アウトブレイクの記録
私がこの本を見つけたのは、この夏久しぶりの外出で立ち寄った地元では大きめの本屋さんの医学・看護系のコーナーでした。
専門書にしてはグレーにピンクの文字ですまし顔の表紙でもないし、手に取ってみると中にはマンガでのストーリーや図解も多く使われていて読みやすいものでした。
専門書コーナーにあったのは発行元が医学書院で、病院や施設、在宅看護の現場で働かれる人を読者として想定されているからかもしれません。
内容は2020年2月頃、院内のスタッフにも発熱者が出て異変を感じ始められたころから、院内感染が明らかとなり、患者さんへの対応は勿論、山のように増えていく業務や課題をスタッフ間でどう情報共有・対応し収束させていくか、そしてスタッフ自身のケアまで、9章に分かれてかかれています。
日に日に猛烈な勢いで増えていく感染者、手探りで最適解を探し即実践していく現場。常に緊張感のなかでの作業。そして自分だけではなく、家族の立場やその環境への対応のために仕事を休まざるをえない状況になるなど、いろいろな制約も生じてくる。。。。「ストレス」なんて一言では言い表せない重圧や責任感の中、役割を全うされている様子がよく伝わってきました。
こころからありがとうございます、と伝えたいです。
自分は医療現場、最前線で働く立場ではないけれど、この本に出会えてよかったです。
その時の状況を正しく知りたいと思う方は、是非手に取ってみてください。
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